「企業とリワークをつなぐ会」WORC（Working group Organized by Reworks and Companies）は、うつ病をはじめとした精神疾患により休職・退職された方の復職支援を実施している「リワーク」が主体となり、2015年10月に企業や官公庁等の事業所との関係づくりの機会を作りたいという思いから設立に至りました。私達がリワークにおける日々の臨床において、企業の休職者、産業保健・人事労務担当者の方々から「リワークって何ですか？」「そもそも通う必要あるんですか？」といった率直な声を頂戴する場面は決して珍しくありません。
一方で、自宅療養から直接復職した方に比べリワークプログラムを修了して復職した方の再休職率は1/6にまで低減するという報告もあります。私も復職支援に携わる一治療者として、休職・離職中のリワーク通所者が比較的短期間で回復し、考え方や行動パターンの改善が認められたケースを幾度となく目の当たりにしてきました。
また、リワークプログラム修了後の復職者が企業で体調を維持しながら働き続けてゆくために、企業と医療機関（通院先・リワーク）の継続的な連携は極めて肝要なポイントであると実感しています。
「企業とリワークをつなぐ会」では、企業の産業保健・人事労務担当者とリワークスタッフの交流や意見交換を通じて、リワーク施設の治療の質向上に寄与にできればと切望しております。コロナ禍の2020年～2022年は活動を休止し、当会に携わって下さった皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
本年2023年からは、復職支援に携わる関係者同士が気軽に情報交換できる交流会、リワークの取り組みや産業メンタルヘルスに関する情報の普及を目的とした研修会を実施してゆく所存です。フロンティア精神息づくこの北海道の地から、三位一体もとい“産医一体（Business×People×Therapy）” の社会実現に努めて参ります。今後とも皆様よりご指導とご協力を賜りますよう、引き続きご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年6月9日
代表幹事 高澤祐介 
Biography
 2013.01.24
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札幌リワーク研究会として発足
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 2013.05.30
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テーマ「産業医からみた復職」
話題提供：日本生命 産業医 藤本博生先生
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 2013.07.25
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テーマ「EAPの視点からみた復職支援～活動実態のご報告～」
話題提供：株式会社ＥＡＰ北海道 主任カウンセラー 小笠原岳洋 先生
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 2013.09.25
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テーマ 「リワークプログラム紹介」
話題提供：医療法人 五稜会病院 臨床心理士 清水 陽平 先生
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 2013.12.06
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講師：河西 有奈 先生 (臨床心理士）白峰クリニック(さいたま市)
講演会：「精神科デイケアの狭間」～ リワークでもなく旧来のデイケアでもなく ～
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 2014.02.21
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テーマ「これまでのリワークの枠を超えて～リワークフォーラムの試み
話題提供：大通公園リワークオフィス 作業療法士 安部理映・心理士 荒木俊江
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 2014.05.08
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テーマ「リワークと企業の連携について」
小島明子 先生 （保健師・道内某ＩＴ企業所属）
小林美穂子 先生（臨床心理士・大通公園リワークオフィス）
小笠原岳洋 先生（産業カウンセラー・いしかわ心療神経クリニック・ＥＡＰ北海道）
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 2014.06.22
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講演会「産業臨床の現場で心理職に出来ること ～思い通りにならない社会で生きていくために～ 」
高橋美保 先生（東京大学教育学部 准教授 臨床心理士）
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 2014.05.22
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テーマ「プログラム紹介 心身のメンテナンス 」～疲れをためない生活術～」
小林美穂子（臨床心理士・大通公園リワークオフィス）
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 2014.12.19
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テーマ「うつ病治療 最近の話題から 」～レジリエンスと脳由来神経栄養因子（ＢＤＮＦ）～
土岐 完（医師・大通公園メンタルクリニック）
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 2015.03.17
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テーマ「"リワークS"という名の新しいデイケアの形」～従来型とリワークの間の小グループデイケア～）
高澤 祐介（精神保健福祉士 大通公園リワークオフィス）
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 2015.11.25
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テーマ「日本ブリーフサイコセラピー学会に関連して 」
大通公園リワークオフィス スタッフ （山田、小林、廣瀬、富田）
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 2016.02.26
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WORC発足記念セミナー「ストレスチェックとフォロー体制について」実施
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